緊急・2.19山城博治さんを囲む会・報告

2月19日(火)、横浜駅西口の神奈川県民センターで「緊急・山城博治さんを囲む会」が開かれた。主催は実行委(島ぐるみ会議と神奈川を結ぶ会及び神奈川平和運動センター)。沖縄平和運動センター議長の山城さんが2月中旬に関西から関東各地を巡る計画が急浮上し、急遽準備された。平日の午後2時から4時、しかもチラシで宣伝する間もない中で会場満杯の60人が駆け付け、約2時間の山城さんの熱弁とゲート前を再現する唄(5曲も!)に聞き入った。

以下は講演のテープ起こしだが、臨場感ある語りと唄は、とても再現できない。文章に整理する過程で、会場の雰囲気も、あるいはもっとも大事なものがするりと抜け落ちてしまう気がする。(文責はブログ管理者にある)
以下の神奈川アクションのサイトで動画を見ることができます。
https://actionkanagawa.wordpress.com/
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≪全国の仲間たちに支えられて、沖縄の、辺野古の闘いはある≫

山城です。昨日の東京集会後の交流会で「何故いま東京に来ているのか」「沖縄で県民投票の反対票を少しでも増やす活動をすべきではないか」と言われ、背筋が伸びる思いがした。そういう仲間がいることに心強い思いがする。今回は、大阪で辺野古派遣基金の設立集会があり講師に招かれた。広島の方でも招かれ、東京、神奈川と巡ってきた。全国の仲間たちに支えられて、沖縄の闘いはある。沖縄の辺野古という場所で、全国の仲間と交流し、そこからいまの日本の政治の不正をただす。沖縄に集中されている過酷な日本政府の扱いにNOを発し、そこから「根源的な民主主義とは何か?」「何を根拠に政治は行われるのか?」。そういう問いを発し続けている。全国の仲間が辺野古に来て、辺野古の闘いが持続できていることは私たちからすれば感謝であり、とりもなおさず全国の仲間があっての闘いだということをまず強調したい。
やはり私はゲート前の人間なので、まず唄いたい。(笑、拍手)力のない民衆が巨大な権力と闘うには、折れない心、しなやかな心、笑顔で、にこやかにやる。辺野古のテントに「勝つためにはあきらめないこと」と掲示している。そのためにも運動はしなやかに、緩やかでいいと思う。しかし、ここぞというときに毅然と対応する。そういう闘いでいいと思う。
まず『さようならはダンプの後に』(倍賞千恵子「さようならはダンスの後に」の替え歌)を。(笑、拍手)

♪何も言わないでちょうだい黙ってただ座りましょう、♪だってさよならはつらいダンプの後にしてね♪・・・

こういう唄があって、テントでも色々な交流ができる。
次は『辺野古へ行こう』(坂本九「明日があるさ」の替え歌)です。(笑、拍手)

♪辺野古の海を埋立てて、新基地建設企てる、♪物資を積む、ダンプが来た、みんなで座込め、辺野古へ行こう♪・・・

現場で緩やかにやりたいのは、権力のただならぬ圧力がある。暗い絶望に陥りそうだが、希望を持てば、運動も明るくなるし、知恵も閃いてくる。

≪県民投票は必ず成功する。大きな特徴は若者たちが動き出したこと≫

2月24日の県民投票は間違いなく成功する。有権者115万人、県民投票の成功かどうかは、まず過半数を超えるかどうか。二つ目は、翁長知事の後を継いだ玉城知事が獲得した39万6000票を上回るかどうか。40万票にのせられるかどうか。そして三つめが115万有権者の4分の1の28万9000票を超えた場合に、その結果を日本の首相と米大統領に送ると条例で規定されている。この間の世論調査とかを見れば間違いなくクリアーするだろう。でも現地では、大丈夫だろうという安心が一番怖い。間違えても那覇では言えない。(笑)油断が大敵。新聞報道では、知事選と同じような盛り上がりがあるようなので、この雰囲気が続いてくれたらと思う。知事選の時も、保守の人が「今回は玉城に入れる」と言っていた、その流れがあるだろう。「県民投票の結果に関わらず工事を進める」という菅の発言も、反発を招いている。これは心ある人は怒る。自民党支持の人たちも、ここまでコケにされたらたまらんと思うでしょう。世論調査でも自民党公明党の支持者も3割以上が反対に投票すると出ている。だから、菅さん、もっと言って。(笑)
この県民投票の特徴は、若者たちが動いたこと。元山くんたちの必死の行動に影響された。私はここまで効果が出るとは思わなかった。辺野古や高江の運動の現場に行けない人たちが、県民投票ならできると始めた運動が、あたった。現場に行けないお母さんたち、若者たち、仕事があって行けない労働者たちも「県民投票なら行ける」と盛り上がっている。なるほど、そういう効果があるのかという気がする。五つの市が県民投票を実施しない流れになった時に、元山くんが宜野湾市役所前で必至のハンストをした。そこにたくさんの人が来た。その若者たちが、いまあちこちでライブをしたり、街角で模擬投票している。先日辺野古では、17歳以下の投票権のない若者たちが、「私たちも県民だ」「私たちを県民投票からはじかないで」と言って「U17」の投票箱を作って街角で模擬投票をやった。老いも若きも投票する、という雰囲気ができている。かつてなかったことだと思う。
この若者たちは、昨年の知事選挙から動いてきた。これもかつてなかった。翁長さんの言葉、メッセージが若者たちにも届いていた。そしてデニーさんが引き続きついで、若者たちが知事選で動いた。政治と無縁でいた人たちが動いた。それが県民投票に流れていった。それが今の構図だろう。熱い血脈が沖縄の島々を貫いている。

≪県民投票に結集した力は、県政に向かう。民意を踏まえた再度の撤回が求められる≫

問題はこれから。2月24日の県民投票の後、例えば7割が反対と圧倒的な世論が示されたとする。でも安倍官邸は「そんなの知らない」と言う。そうするとそこに結集した熱がどこに行くか。絶望とか、怒りと悲しみに変わるのか。それとも、そんなことは織り込み済み。この闘いの地平をバネに、さらなる高みをめざすのだと反転攻勢に転じていくのか。当然私たちは、これを契機にさらに動き出す。闘う陣形を広げていく。私にもわからないけれども、ここまで来たら、行くでしょう。
この県民投票に結集した力は、一義的には県政に向かうだろう。「私たちは県民投票で意思を示したが政府は無視した。次は県政が決意を示す番だ。玉城知事が決意をして、大同団結をつくる必要がある」、そうなるのではないか。単刀直入に言えば、もう一回の撤回がある。民意を踏まえた撤回が考えられる。
先日、国地方係争処理委員会が沖縄県の審査申し出を門前払いした。沖縄防衛局が行政不服審査法を使って同じ内閣の国交省に申し立て、「撤回」の効力を停止した件だ。県は、この不条理な国交相の判断を無効として3月には提訴する。しかし裁判所も政権の意向に沿った判断をする。沖縄から見れば、すべて政権と一体。果たして、有効な手立てはあるのか。翁長さんは「十指に余る知事権限がある」と言った。まだ残っている。それを出してもらおう。私たちは大衆運動をつくって、県政が権限行使しやすい状況をつくる。

≪辺野古基地建設は何のためか。沖縄の反対運動つぶしか、ただの利権のためか≫

北上田毅さんという、京都から来た極めて優れた土木技術者がいる。彼が防衛局のデータを情報公開で取り寄せて、工事の実情を暴いている。最近では軟弱地盤が海底90mまで60mの層をなしていることが判明した。政府は軟弱地盤の存在を公式には認めなかったが、ようやく認めた。改良工事のための変更申請は知事の許可がないとできない。地盤改良はできない。基地は造れない。県民投票を無視して工事を進めても、実際上は造れない。ではそのまま放っておけば良いのか。辺野古側の浅瀬は赤土が毎日投入され、3月25日から浅瀬の新たな海域に土砂投入が予告されている。出来もしない基地建設を、なぜシャカリキになって進めようというのか。技術的にも費用的にも難しくなっている辺野古新基地建設になぜこだわるのか。沖縄の反対運動をつぶしたいだけではないのか。
もうすぐ2回目の朝米首脳会談が開かれる。東アジアの情勢も変わる。そんな時に安倍みたいに緊張をあおるだけ煽ってどうするのか。あんな男にここまで振り回されていることに腹が立って仕方ない。ぜひ確固たる構想力を以て、中国ともしっかりと話し合う。琉球国の時代には、広東州に渡るときに尖閣の島々が目印となった。琉球と中国の中間点の目印だった。平和の交流の拠点としてあった。県民の願いは、そこにある。なぜ県民がそのように思っている尖閣を、戦争と緊張の海にしようとするのか、理解できない。もう一度その海を返してほしい。緊張をあおって、与那国にも石垣にも宮古にも自衛隊の部隊が配備されつつある。宮古八重山の住民は、避難計画もない基地建設に直面している。ミサイル基地を造るけれども、いざ有事となったら、住民はどうするのか。避難計画は全くない。ただひたすら、攻め込んで来たら、奪還するという。離島奪還作戦などと称して訓練している。お願いだから安倍さん、戦争ごっこはやめてほしい。そう言いたくなる。どちらも戦争したいわけではない。それが証拠に観光客がいっぱい来る。横浜にも来ているでしょう。宮古島と伊良部島を橋でつないだ。先週、宮古八重山に行ってきたが、リゾート開発がすごいことになっている。地価も上がっている。ホテルもアパートも足りない。観光客はどんどん来る。それをバネに経済発展もできるようになっている。緊張が無い状態の中で、観光は成り立つ。アジアの平和と物流があって初めて、安定的な発展がある。そのことを壊そうとする人たちが政界を握っている。だから沖縄は経済界も含めて反安倍になる。金秀グループの呉屋会長がデニーさんの後援会長になって私たちと一緒に行動している。社会運動の立場と経済界が見事に一体となっている。なぜか。平和があってこそ、経済発展があるから。翁長さんが、基地は経済発展の最大の阻害要因だと言って、わが方に寄ってきた。呉屋会長は「翁長さんの言う通り。私は軍事基地を造る土建業はやらないが、軍事基地を撤去するのは引き受けましょう」と言っている。そういう意味で大同団結している。ぜひこの流れを維持するためにも、平和をつくらねばならない。中国14億人の10%1億4千万人が海外に旅行している。日本の海外旅行者は1000万人もいない。この中国の海外旅行者の800万人しか日本に来ていない。もっと呼べるでしょう。最近、都会よりも地方に来ている。沖縄でも那覇ではなく、私の出身の中部の町に中国人観光客が来るようになっている。物価も上がっている。そんな状況で、中国と戦争するなんてなりますか。
この基地建設は何のためか。中国が脅威で、戦争するために造るのか。抑止力なのか。この辺野古の新基地は、ただの利権のため、利権がうごめいていて引くに引けない状態になっているのではないか。一つの基地を造るのに、県の試算で2兆5500億円。この巨額な予算に群がる利権屋がいても不思議ではない。安和の桟橋は琉球セメント株式会社のセメントを出荷する港。ここを辺野古の土砂搬出に使っている。しかも岩ズリ、琉球石灰岩を取った後の岩屑で埋めることに埋立て承認願書ではなっているが、岩ズリではなく赤土を使っている。ダンプカーで赤土を入れている。本来赤土は1㎥当たり2000円から3000円が相場だが、安和から搬出されている赤土は12000円もする。10㌧ダンプで12万円、1日1000台入れば1億2千万円。こんなバカげた工事をやっている。赤土を岩ズリと言い張っている。琉球セメントを握っているのは安倍の影響下にある山口の宇部興産。県の検査もさせない。利権の巣窟になっているのではないか。儲け商売したいのなら沖縄以外でやってほしい。

≪誰しも好き好んで米軍基地を受け入れているわけではない

辺野古の海は悠久の歴史から繋がっている。サンゴの群落がある県内でも有数の海。全国でもほかにない。亜熱帯にあるサンゴの中でも有数のサンゴ。これを赤土をかぶせて壊すのは、世界の大自然を壊すのと同じ。辺野古の海にしかないサンゴの海を安倍さんは壊そうとしている。どんな権限があってそんなことができるのか。総理大臣にそんな権限があるのか。5000年6000年と悠久の歴史の中で少しずつ育ったサンゴを、沖縄だけでなく日本の、世界の宝であるこの美ら海、世界遺産登録しようというこの海を、安倍さん、あなたの権限で、あなたの利権のために壊していいのか。怒りが走る。ふざけるな、バカヤロー。それを守り切る努力をしていきたい。
この沖縄の凄まじい状況に、たくさんの声が届いている。宜野湾の主婦の「子どものために安全な空を」という辺野古移設賛成の声。「私の子どもがいる保育園に米軍ヘリの部品が落下しています。辺野古のみなさん、大変申し訳ないが普天飛行場を引き取ってもらえませんか」。そういっている。ここは議論の分かれ目。「危ない基地だから撤去してくれ」というのか。「20年経っても撤去できないのだから辺野古しかない」と言うか。これは自民党の支持者とは限らない。普天間飛行場の基地の脅威を巡っての議論であり、沖縄の痛ましい現実の一つだ。そうかと思えば、自民党の県連会長までした人物が、「基地のたらいまわしをしていいのか。これでは沖縄の基地は減らない。辺野古移設絶対反対」と主張している。彼の文章の結びに8歳の時の凄まじい沖縄戦体験が書かれている。この記事を見たとき、等しく県民にはそういう血が流れていて、誰しも好き好んで米軍基地を受け入れているわけではない。戦争のための軍事基地を認めてはいないのだということがわかる。だから、7割も8割も反対する。自民党の中にも反対者が出てくる。これが県民の偽らざる心。
ゲート前でも「機動隊を糾弾しなくてもいい」と言っている。彼らも私たちと一緒で、県民投票で反対に〇をしようと思っているかもしれない。そうでないと7割8割の反対は出ない。だからゲート前のシュプレヒコールは、「♪県民団結、君たちも県民、みんなで行こう県民投票、機動隊も一緒に反対に〇♪」とやる。機動隊の若者の眼の色が変わる。ここです。「7割8割」の破壊力はここにある。警備員にも「指さすな、彼らも働く労働者」と言う。みんな心はあるはずだ。そう考えないと県民投票の成功はない。反対側にいる人にも声をかけることが必要となる。安和でも「1台もダンプを通さない」とやると、機動隊に排除されて何台も通過してしまう。そうではなく、ギリギリのところで、機動隊の介入をさせないで、入るダンプの台数を抑えていく。カヌーチームも運搬船を遅らせる。一日3隻の土砂運搬船で赤土を搬出していたのを、1隻に抑えることができる。そういう必死の闘いが、奮い立つような感動を呼ぶ。陸上の座込みだけでなく、浮袋をつけてカヌーに乗る機会もつくってほしい。安和では陸からカヌー隊の顔が見えるので、海と丘で団結しようと歌います。カヌー隊を応援する「超えていけフロートを」(吉田拓郎『人生未だ語らず』の替え歌)を唄います。

♪超えていけフロートを、超えていけフロートを、♪今はまだ、埋め立ては許さず♪
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≪移民で海外に散っている沖縄出身者の熱い思いに応えたい≫

沖縄ではかつてはソテツ地獄があり、たくさんの人が移民で海外に出た。南米にも北米にも、そして八重山、西表島にも行った。マラリアのある石垣にも行き、開墾した。さらに戦後になって米軍基地に家を接収され、行き場をなくして、海外移民で出ていった人もいる。その時に石垣にもたくさんの人が行った。米軍に追われてマラリアのある石垣で開墾したのに、今度は自衛隊基地建設で土地を奪われる。「このままでは大変だ。どうにかならないか」と住民投票の運動が始まった。しかしなかなからちが明かない。その移民がたくさん海外に出ていったが、この前、ハワイのロバート・梶原さんという若者がホワイトハウス宛てのネット署名を呼びかけ、21万筆集めた。四世で、初代は120年前に沖縄からハワイに渡った人の子孫。キビ刈り出しの人夫としてハワイに行って、そこで子孫を残した。実は私の祖父の兄弟もハワイに渡っている。大変苦労したと聞いている。なぜなら日本語を話せない。英語も話せない。ウチナーグチしかわからない。沖縄の方言しかわからない人たちがハワイに行って、どれだけの苦労があったか、想像に余りある。ただひたすらサトウキビを倒し、担ぎ、倒し、担いだ。日銭を稼いで食っていた。そういう風にしてハワイに残った沖縄県系の人たちが、辺野古の問題を何とかしたいとネット署名を集めた。沖縄の惨状を見るにつけ、県系人として黙っていられない。そして20万筆集めてトランプ大統領に出した。この署名は辺野古新基地建設を断念しろ、ではない。沖縄でやむに已まれず県民投票が始まる。その県民投票までの間、せめて基地建設を止めませんかという内容。結果として工事は止まらないかもしれない。しかしこういうふうに120年前に沖縄からハワイに渡った人たちの子孫が故郷の沖縄を忘れないで、辺野古にも来る。辺野古でウチナーグチの挨拶をする。そして「懐かしのふるさと」という唄を歌う。神奈川も昨日の大阪も沖縄出身の人たちがいる。故郷を遠く離れた人間ほど故郷を思う。夢に見る沖縄、変わらない沖縄。音に聞く沖縄、みんな変わってしまった。戦争で変わってしまったという唄です。そういう生まれ島に行ってみたい。話するだけでウルウルしてしまう。(笑)

♪夢に見る沖縄元姿やしが 音に聞く沖縄変わてねらん 行ちぶさや 生まり島♪・・・

三線に乗せて彼らが切々と歌う。ロバート・梶原さんの提起はこういうことです。私はハワイで育ったが、ハワイと米本国の関係は日本と沖縄の関係によく似ている。宗主国と編入された国の関係。だから私は沖縄のことを忘れない。そう発言した。海外の人がここまで言う。私はオール沖縄に頼んで、歓迎会を開いてくれと言った。彼に感謝しようではないか。
あるいは新聞にアイルランドに行っている音楽家の記事も出ていた。琉大を出てアイルランドの音楽を研究した。ところがやはり血が騒ぐ。アイルランドとイギリスの関係が、沖縄と日本に似ている。多数と少数、支配と被支配の関係がいろいろなところにある。アイルランドと沖縄の違いは、アイルランドの人たちが、アイデンティティを絶対に忘れないことだと彼女は言う。自分たちはアイルランド人だという誇りを捨てない。それが何百年にもわたるイギリス本国に対する抵抗のよりどころとなっている。その精神は沖縄にあるのか。そこまで言わないで、と言いたくなる。(笑)そういう厳しい問題提起をする。そういう世界のウチナーンチュの連帯のために、グローバル‣オキナワ・アソシエーションを立ち上げたという。グローバルなネットワークで日本政府に立ち向かおうという提起です。
このような世界のウチナンチュウから国際的な力も借りながら、この悪政に立ち向かう努力をしたい。海外に散った沖縄の人々の熱い思いをまざまざと感じる。これに応えて、県民投票も成功させたい。

≪あなたの言う「沖縄」に、「宮古・八重山」は入っていますか≫

三上智恵さんが『沖縄スパイ戦史』という映画を作った。中野学校出身者に沖縄の少年たちがスパイとして育成される話。沖縄戦は、人々が米軍に島の南端に追い詰められて死んでいくという話だが、実際には、住民同士が監視させられて、日本軍に密告されて処刑されるという話がたくさんある。三上さんはそのことを映画にした。これは重い内容です。日米が戦ったという話ではなく、沖縄人同士が監視し、密告して日本軍に処刑される。映画を見た後は、深い思いに陥る。でもこれは事実。戦争は、単に軍隊同士がぶつかり、住民が巻き込まれて犠牲になるだけではなくて、住民同士が監視させられ、密告させられ、言うことを聞かないと殺されていく。そういう戦争の実態を検証するための映画。三上さんに言いました。あまり国の軍隊の恥をさらして、命を狙われませんか。そのくらい重い中身です。その舞台になっているのが本島北部と石垣島。石垣島は空襲で山に逃げ込んで、マラリアで死んだ人が3500人を超す。避難した山中で命を落としていく。それを映画にした。戦争の裏面史です。
私は前から、辺野古高江はもしかしたら嘘っぱちで、沖縄県民の関心を引き付けておいて、与那国島・石垣島・宮古島を基地化する。辺野古に関心が集中しているときに、無血開城で宮古八重山に基地を造ってしまうのではないか。そう思い続けてきた。辺野古がダミーだとは言わないが、辺野古と同じ狙いが宮古八重山、先島にある。先島の人は「沖縄本島のみなさん、私たちのことを考えてください」そう言うが、しかしなかなか関心が向かない。辺野古が完成すればそこがキーステーションになり、そして宮古八重山が完成すれば、沖縄の南西諸島の基地化が完成する。安倍首相はいつでも戦争を始めるかもしれない。そこで、先週宮古八重山を回り、何ができるかを思案しているところ。3月7日に那覇市内で前泊博盛さんを呼んで学習会をして、8日には県民広場で宮古八重山の軍事化に反対する集会を開く。
翁長さんは安倍首相に、「安倍さん、あなたの言う日本に沖縄が入っていますか」と問いかけた。宮古八重山に行くと「博治さん、あなたの言う沖縄に宮古八重山は入っているのか」そう問われる。「あなたは沖縄から来た。私は宮古、八重山」こうなる。これは歴史的なものがあり、簡単ではない。薩摩支配の時代に、琉球王朝は宮古八重山に人頭税を押し付けた。それで沖縄本島は助かった。明治まで厳しく取り立てた。屈折した感情がある。沖縄平和運動センターという冠で沖縄全体のことを考えると、このような宮古八重山の感情をゆるがせにできない。

≪だましと恫喝の政治、堕落しきった政治を変え、安倍自公政権に打ち勝つ闘いを≫

そろそろまとめましょう。この厳しい状況を変えるために、何が必要か。現場で声を上げるだけでなく、最終的には政治の力が必要。政治を変えなければこの現実は変わらない。いよいよ参議院選挙が来る。ぜひこの参議院選挙で政治を転換させるような大きなうねりをつくって、安倍政権のような軍事へ軍事へと向かう政治をどこかで方向を変えていく。そういう事が大事だろう。「本土にいる私たちが何ができるのか」とよく聞かれる。政治を変えることです。それぞれの立ち位置で、それぞれの場で、政治を変える努力をすべきだ。6000億円もかけてイージスアショアを購入し、2兆5500億円以上もかけて辺野古の基地を造る。生活に関わることには予算を使わない。―そんな政治を変える。福島の悲劇を見て見ぬふりをする。東京オリンピックだからと、ものを言わせない。こういうだましと脅しと恫喝の政治、堕落しきった政治を変える。とりわけ一人区で大同団結して、沖縄が自民党公明党以外が団結して全部勝ったように。野党共闘と言っても、沖縄では自分の政党よりも「オール沖縄1区候補」「オール沖縄2区候補」と言う。チラシにも政党名は書かない。これができれば選挙態勢はやりやすくなる。安倍自公に打ち勝つ闘いをしようではありませんか。
最後に「沖縄を返せ」を。(笑、拍手)

♪固き土を破りて、県民の怒りに燃える島♪・・・
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