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zoom RSS 11.17講演集会報告

<<   作成日時 : 2016/11/20 23:39   >>

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11/17木曜日の夜、鶴見沖縄県人会館にて「辺野古・高江の新基地建設NO! 屈しない「オール沖縄」の民意ー11.17講演集会」が開かれた。主催は「島ぐるみ会議と神奈川を結ぶ会」。鶴見沖縄県人会館での集会は本年4/9に次いで2回目となる。参加者は約70人。県人会のウチナーンチュのみなさんには準備から受付、片付けを含めて大変なご協力をいただいた。
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冒頭、高江の最新の動きを伝える20分程度のドキュメント上映。アンケートを取ると、高江の住民はほとんどがオスプレイパッド建設に反対している。にも関わらず工事は強行されている。大量の機動隊の重弾圧体制下で、負傷者や逮捕者も続出し、無残に切り裂かれるやんばるの森。それでも沖縄の人々はあきらめない。連日、粘り強い座込み行動が続いている。

司会は仲宗根保・結ぶ会代表世話人(県人会元幹事長)。
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「2014年4月に当時自民党を離党していた仲里利信さんと山城博治・沖縄平和運動センター議長を講師に招いて「「オール沖縄」と連帯し、アジアの平和をめざす神奈川集会」を開催したことが、結ぶ会の運動の出発点」と、仲里さんと出会った2年前を振り返った。

主催者挨拶は高梨晃嘉・代表世話人。
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「いま沖縄でこの国の政権によって、何が行われているか。先ほどの映像にも出てきたような事実に、まず向き合う。そして政権の暴走を止める。そのことが求められている。沖縄のみなさんは、70年にわたって闘い続けている。権力の無法行為を沖縄で許せば、必ず本土でも同じことが起きてくる。きょうの講演で学び直し、時間のある方は、ぜひ現地に足を運んで欲しい。」と呼びかけた。

ここで宮城善光(なーぐしくよしみつ)さんのミニライブ。宮城さん自身が書き記したプロフィールにはこうある。「1965年に 琉球沖縄島那覇に生まれる。沖縄の文化や音楽、宗教観に興味を持ち育つ。日本再併合(復帰)や急激に変わりゆく70年代の沖縄体験が自己の音楽表現に大きな影響を与える。1985年 東京にて「ナビィ(Vo)」と寿[kotobuki]を結成。ギター、三線、作詞作曲担当し海外国内で年間100本以上のライブ活動とCD制作を行い2015年には祝30周年を迎える。」
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まず三線を抱えて、沖縄戦後の収容所の中で生まれたという琉球民謡から歌いだす。ウチナーグチの歌詞を宮城さん流に日本語に訳すと、こうなる。
●『屋嘉節』(日本語訳)
悲しき沖縄 戦場となり 琉球人民 共に涙を流す‥共に涙を流すだけ
なぜ焼け焦げてる 屋嘉村の枯木よ いつか花が咲く時が来るさ‥時がまた来るさ
辺野古 高江では戦争は続いてる 抵抗せよ琉球!心合わし‥オール沖縄で
続いて八重山諸島竹富島に伝わる●安里屋ユンタ。宮城さんが歌い始めると、会場から合いの手、拍手、指笛が鳴り響き、一気に盛り上がる。
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ここでギターに変えて、「イマジン」。宮城さんが用意してくれた対訳は以下のとおり。
●『イマジン』(日本語対訳)
軍事基地どこにもない沖縄 ただ心安らかに暮らしたいだけ‥
オスプレイどこにも飛んでない沖縄 ただ静かに暮らしたいだけ‥
みんなが そう思えば いつの日か そうなるさ
琉球の主権を取り戻し生きれば 日本政府の圧殺などない
琉球が自分達で進めば
日本アメリカの差別政策などなくなるさ
みんなが そう想像すれば いつの日か そうなるさ
僕は夢想家で 今は夢かもしれない だけど共に強く思えば 必ず本当に実現するよ
僕は夢想家さ 今は夢でも構わない 我ら琉球 心合わせ 必ず本当に実現させるさ
繋がっていこうよ!
共に進もうよ!
我らオール沖縄で
光をつかむんだ!
power to the People!
all okinawa!
そしてラストは「勝利を我らに」●ウイシャルオーバーカムの大合唱でフィナーレ。
30分弱のミニライブだったが、歌と演奏に込められたメッセージがストレートに伝わってきた。

ここで仲里利信さん登壇。プロフィールは以下のとおり。
1992年から自民党県議会議員を4期、県議会議長も務める。2007年の「教科書検定意見撤回を求める県民大会」実行委員長。2013年「辺野古移設」容認に転換した自民党沖縄県連に抗議して離党。仲井眞前県政を批判し翁長知事誕生に尽力。2014年12月の衆議院選挙・沖縄第4選挙区に「オール沖縄」で立候補、政界復帰を果たす。
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「いまから9年前、県議会議長を最後に勇退して、農業をしていた。自給自足で、魚を釣ったりして暮らしていた。沖縄戦で、死に物狂いで生きてきたことが役に立っているのかなと思う。第一次安倍内閣の時に、教科書検定問題があった。「軍命によって集団自決があった」という記述が削除され、抗議決議を全市町村で出した。県議会で決議しようということになったが、4人ほど反対する議員がいた。まず聞き取りをしようと沖縄戦の経験者と会ったが、なかなか証言してくれない。大変な体験だったので、「あの世に持っていく」という人が多かった。仕方ないので、私の沖縄戦体験を話した。そうしたら、共産党から自民党まで「わかった」ということになり、決議ができた。2007年9月に宜野湾の海浜公園で県民大会を開いた。参加者は11万6000人となっているが、本当は15万人はいた。ちょっとした行き違いがあって、その数字になった(笑い)。教科書の中から「軍命」が消えたということだけで、あのようにたくさん集まったのは、「戦争は二度と繰り返したくない」という思いだ。
安倍政権で自民党は戦争を推し進める政党になり、本来の自民党ではなくなった。私は2012年の衆議院選挙で西銘恒三郎の選挙をして当選させたが、2013年に彼は辺野古受け入れになった。何を言っているのか。選挙の時の公約をなぜひっくり返すのか、と批判した。2013年12月27日の午後3時に、当時の仲井眞知事が辺野古受け入れの記者会見をするというので、その日に名護に行って、名護市長選で辺野古新基地反対の稲嶺進さんの選挙運動をやった。毎日ひとりで車を運転して名護に通った。2014年3月に西銘恒三郎が自民党沖縄県連の会長になって、私に除名通知を出した。
辺野古の新基地だけは何としても作らせてはいけない。沖縄は永久に基地の島になってしまう。森本さんが防衛大臣の時に、「辺野古移設は、軍事的理由ではなく、政治的理由だ」と言った。そうして沖縄に押し付ける。中国は防空識別圏を確保するために爆撃機300機を配備した。とてもじゃないが、中国と軍事的に対抗はできない。尖閣を取られても、アメリカは中立的な立場だと言っている。
仲井眞さんは3460億円の沖縄振興予算で「いい正月が迎えられる」「有史以来の予算」と言ったが、大田県政の時に4,000億円以上もらったことがある。国庫支出金と交付税があるが、これとは別に3,000億円もらっているという話になっている。これの誤解を打ち消すのが大変だった。今年の高校の教科書にも「基地があるので振興予算がある」と記述されている。
仲井眞さんは県議会にも車椅子で出て、そのあと東京に行って、3,000億円、5年以内に普天間の運用を停止する。嘉手納以南の基地を返還する。その条件で辺野古を受け入れた。あと2年しかないが、アメリカは「普天間の運用停止」などやる気はない。嘉手納以南の返還も、なかなか進まない。
辺野古も、やることなすこと、国のやることではない。沖合にヘリパッドを作り、15年の使用期限の条件だったのが、いつのまにか滑走路2本、軍港付きで、オスプレイも来る。キャンプシュワブの陸地には31棟のマンションや娯楽施設をつくる。日本政府はこれらの情報を出さない。環境アセスもズサン。いまでも3500億で作ると言っているが、とんでもない。陸地の建物の建て替えだけで400億円も使っている。最低でも1兆円かかる。全部血税。完成後も思いやり予算で全部日本政府が出す。アメリカにとって、こんなにいいことはない。
沖縄県民はもう騙されない。知事選挙の時に41市町村のうちの27の首長が、仲井眞さんが確保したという振興予算、一括交付金に賛成した。県民だまし、国民だましが沖縄では通っている。
福岡高裁那覇支部の多見谷裁判長は昨年の10月の人事異動で沖縄に来た。そして9/16に素人でもわかるようなことを並べ立てた判決を出した。最高裁判決も負けるかもしれない。とにかく沖縄に基地を作って、中国、北朝鮮に対抗する。与那国の自衛隊施設建設をめぐる住民投票では島尻安伊子が現金をばら撒いた。宮古八重山も狙い撃ち。私の選挙区11市町村長、正副議長全員敵だった。一緒に模合を20年近くやっていた2人の友人も正副議長になって敵になった。徹底的に兵糧攻めでいじめられている。
昨年の観光収入は6500億で、軍用地料の3倍もある。ハンビー飛行場の返還地域は100倍以上の経済効果。天久新都心は軍用地料52億円が1800億。従業員も177人から18000人に増えた。返還されたところが全て発展している。鉄軌道も基地があるために作れない。
高裁判決では、地方は国策に対抗できない。そんな内容が判決文にある。沖縄だけの問題ではなくて、全国的な問題。たとえ最高裁判決で負けても、闘いが沈静化するどころか、大きくなる。女性の事件の抗議の時に、私は「嘉手納飛行場を返せ」と初めて言った。嘉手納返還で1兆5,000億円の経済効果がある。
強引にやればやるほど、安倍さんは自分で自分の首を絞めることになる。諦めるわけにはいかない。」

1時間ではとても語り尽くせない思いが、仲里さんの中には溢れている。「諦めるわけにはいかない」という最期の言葉に、固い決意が込められていた。
続いて結ぶ会事務局からは、「辺野古・高江派遣基金カンパ」の呼びかけと神奈川県警の高江派遣についての住民監査請求の提起。県内在住の請求人を募った。
高江現地闘争報告では、結ぶ会の新井克己さんが映像を駆使しながら10/18-20の高江の様子を報告した。

現地報告の後、鶴見沖縄県人会会長の金城京一さんから連帯挨拶。
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「今年の4月に役員で辺野古に行った。こんな美しい海を埋め立てるなんてとんでもないと思った。このホールに入って、暖房も入れずに、熱気がすごい!」―金城会長はそう語ると、参加者に起立を促し、「ちばりよー仲里先生!」と声を張り上げた。会場からは、「ちばりよー金城会長」「ちばりよー県人会」の掛け声と笑い声が飛び交った。
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最後に仲宗根保代表世話人が締めくくった。派遣基金カンパは約30000円集まった。
集会後は近くの居酒屋で懇親会。仲里利信さん、宮城善光さんも含めて20人超が集まり、交流を深めた。
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(発言は、当日のメモを基に文章化しました。文責は筆者にあります。)

アンケートに寄せられた声(抄録)
◆一つ一つ数字を上げ、正確で具体的なお話でわかりやすかった。お歳のせいか訥々と、たまに度忘れがあってそれも良し。誠実な人柄が良く出た、とても良いお話でした。(60歳男性)
◆返還された基地が1万人以上の従業員と観光で経済効果が出ている話。辺野古・高江の新基地建設反対で身体をはってがんばっていることに感動しました。沖縄の問題は、本土にも基地があり、沖縄だけのことではない。これからも参加していきたい。(74歳女性)
◆安倍が沖縄を攻撃すればするほど、闘いは強まる!その通りです。沖縄の民意はどんなことでも変えられない!そう思っています。(56歳男性)
◆沖縄の現状が分かり、良い機会になった。(62歳男性)
◆基地返還による経済効果の話が具体的でよくわかった。安倍政権を倒さなければみんな不幸になる。沖縄と古くから縁のある鶴見区仲通りでの開催は意義深い。(68歳男性)
◆大変勉強になりました。沖縄は基地を撤去して、観光や立地を生かしたスポーツ施設、キャンプ地として整備すれば、経済は大発展すると思う。横須賀で基地反対運動をしていますが、市内の平坦地、中心地を軍事施設が占有している。それが市の発展を妨げている。にも関わらず市民は米軍基地が市の経済を支えていると思わされている。これを打ち破らねばと思います。沖縄も横須賀も基地が発展を阻害していることがよくわかりました。(69歳男性)

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