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zoom RSS 辺野古滞在記

<<   作成日時 : 2015/07/24 00:08   >>

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  7月13日から17日まで、沖縄・辺野古に行ってきた。ちょうどこの一週間は、戦争法案の衆議院審議の山場に重なった。戦争法案の強行採決と辺野古での基地建設の強行は一体のものだ。誰もがそう語っていた。滞在5日間のいくつかの場面を報告する。

7月13日(月)
  午後に辺野古に着いた。どんよりとした曇り空。浜のテントに行き、ヘリ基地反対協にカンパを渡す。台風の余波で風が強く、リーフに白波が立っていた。しばらく海上作業はない。車で周囲を巡る。辺野古の北側に周り瀬嵩の海岸から大浦湾を見ると、オイルフェンスが無残な姿を晒していた。
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沖縄防衛局は、今回も台風対策を怠った。後のヘリ基地反対協の潜水調査で判明したことだが、事前にフロートやオイルフェンスを引き揚げなかったため、アンカーが海底を引きずられて珊瑚を傷つけるという取り返しのつかない過ちを再び犯した。海岸に打ち上げられたオイルフェンスをよくみると、表面もボロボロになっていた。波がおさまっても、復旧してボーリング調査を再開するには相当手間取るだろう。オイルフェンスの無残な姿の写真を撮っていると、同じ駐車場に海保の車があり、こちらを監視していた。
 瀬嵩からの帰り道、キャンプシュワブの第三ゲートに立ち寄る。海上作業の様子がよく見える絶好の監視ポイントだったが、高いフェンスが設置され、金網越しにしか見えなくなっていた。こんなところにも、米軍と防衛局の過剰な警戒感が伺える。海上には、防衛局の調査船らしき船が2隻、台風による被害状況をチェックしていたようだ。

7月14日(火)
 朝5時起床、6時からのゲート前早朝行動へ向かう。5時半過ぎに、国道の先のキャンプシュワブの向こうから朝日が昇り、シュワブゲートと座込みテントに挟まれた空間を金色に照らし出す。
 毎朝午前7時に工事車両用ゲート(旧ゲート)を封鎖している鉄柵が開く。その数分後に、工事関係車両が車列をなして東側から旧ゲートに近づいてくる。同時に、新ゲートから県警機動隊が数十人、隊列を組んで迫ってくる。旧ゲートに約30人が「沖縄を返せ」「勝利を我らに」「ここに座り込め」などの唄を歌いながら腕を組んで座り込み。名護警察署から警告が発せられる中で、機動隊による排除が始まる。
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一人ずつ力づくで引き剥がされ、三人がかりで抱えられ、警察車両とゲートフェンスと鉄柵に囲まれた狭い空間に押し込められる。警察はその空間を「檻」と呼び、座り込みから引き剥がした市民を一人一人その中に押し込む。普天間の封鎖行動の時に警察が使ったやり方だが、辺野古でも本年7月からこのやり方が始まり、狭い空間で負傷する人が続出している。この警備強化方針も官邸からの指示か。この時、機動隊の圧力で一人の女性が転倒、後頭部を強打し救急車を呼ぶ騒ぎとなった。若い機動隊員の強引なやり方を見ていると、「けが人が出てもいいから、怯むな!」と徹底的に叩き込まれていることが伺える。残念ながら31台の大型車両や乗用車等の工事関係車両に入られてしまった。現場で指揮している隊長にけが人を出したことの謝罪を求めたが応じなかったため、今度は新ゲートに移動して再度座り込む。これも機動隊に一人ずつ剥がされて排除された。
 海上はきょうも波が高く、台船は登場していない。午前11時から、台風を避けて避難している大型台船に抗議する緊急行動が展開された。
カヌー隊10艇が羽地内海に臨む名護市呉我の海岸に集合、宜野湾と那覇の島ぐるみ会議バス2台が合流し、約100人が羽地内海に浮かぶ台船に向かって海岸から「辺野古に来るな」「海を壊すな」とシュプレヒコール、カヌー隊が台船の周りで抗議行動を展開した。
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ヘリ基地反対協の安次富浩共同代表は「今後は台風を避けて羽地に避難していても 抗議をする!」と宣言した。

7月15日(水)
 本日も5時起床、6時前にテントに集合。
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毎週水曜日は、県議団が早朝の座り込み行動にやってくる。議員が基地門前で座り込み、機動隊の暴力に立ち向かう姿は、ヤマトでは想像を絶するが、沖縄では見慣れた光景であり、沖縄の闘いが到達した地平だ。旧ゲート座り込みには約50人が参加したが、数十分で排除された。
 辺野古はきょうも朝から真夏の青空。海上は少し風がおさまってきたが、まだリーフに白波が立っている。午前中に、防衛局はブイ周辺の潜水調査を実施した模様。台風の高波でアンカーが引きずられて海底の珊瑚を傷つけた痕跡を消してしまうのでは、と危惧する声が出ていた。
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 昼食どきのテレビのニュースで戦争法案の委員会強行採決の模様が流れていた。沖縄タイムス、琉球新報は号外を出した。ゲート前の集会でも強い抗議の声が上がっていた。
 新聞報道では明日にも第三者委員会が「埋め立て承認に瑕疵あり」の答申を出すことも伝えていた。
 きょうはテントに泊まり込み。地元の人からご馳走が差し入れられる。ゲート前テントの24時間体制が、様々な人の思いに支えられていることを実感する。

7月16日(木)
  テントで寝ると、明け方は大型の軍用車両の騒音と地響きが睡眠を妨げる。夜昼関係なく国道を我が物顔で往来する軍用車両は、軍事植民地・沖縄では見慣れた光景だ。基地内から聞こえる5時半の起床ラッパは良い目覚ましだ。きょうも早朝行動で旧ゲートに約30人で座り込み。機動隊に排除はされたが、数十分は持ちこたえることができた。
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 昨日は戦争法案の委員会採決で号外を出した地元紙が、きょうは第三者委員会の「埋め立て承認に瑕疵あり」の答申でまた号外を出した。あすの新聞に詳報が出る。
 海上ではまだリーフに白波が立っていて台船の動きはない。ヘリ基地反対協はアンカーによる海底の珊瑚破壊の潜水調査をしているようだ。

7月17日(金)
 きょうの辺野古は、朝から土砂降り。6時からの早朝行動は全員カッパ姿。ずぶ濡れになりながら、約30名でうたを歌いつつスクラムを組む。今朝のコール担当は平和市民連絡会共同代表の高里鈴代さんで、時折英語を交えたソフトな口調の訴えに説得力がある。フランス、イタリア、アメリカ、パキスタンから来沖している若者5人が一緒に入り硬いスクラムを組んだので、20数台の車両の進入を阻んで、いつもの機動隊の力ずくの排除にも数十分間持ちこたえた。きょうも膝蹴りや肘で小突く暴力警官はいたが、幸い負傷者は出なかった。
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 昨日のヘリ基地反対協の潜水調査で、アンカーが 台風で引きずられて海底のサンゴが破壊された様子が確認され、きょうの新聞にも大きく写真が出ていた。
 新聞のトップ記事は、もちろん第三者委員会の報告。「埋め立て承認に瑕疵あり」と結論づけ、4つの理由を挙げていた。問題は600ページもある答申の全文が公開されず、わずか2ページの要約版しか公表されていないこと。知事は一ヶ月かけて精査する必要があると話しているが、これには強い批判が出ている。早速市民から情報公開請求も出された。これだと知事の取り消し判断は9月以降になることも想定される。
  翁長知事は何をためらっているのか。菅官房長官と会談を継続していることが影響しているのか。予算の概算要求をめぐる8月下旬の政府とのやり取りを気にして、タイミングを測りかねているのか。様々な憶測が、飛び交っている。いずれにせよはっきりしていることは少なくとも二つある。知事が決定的な判断を迫られる瞬間は、必ずやってくること。その知事判断の水準を決定するのは、辺野古の海と陸の闘いにほかならないこと。
 辺野古の闘いの現場では、知事の埋め立て承認取り消し決定を想定し、それでも粛々と工事を進めようと政府が公言している中で、工事を現場で止めるには何が必要か、真剣な議論も始まっている。

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