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<<   作成日時 : 2015/01/24 15:19   >>

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辺野古のゲート前でも海上でも、暴力的な過剰警備で負傷者が続出している。警察も海保も「警備」の任務を逸脱して、米軍基地建設の作業を全面的にバックアップしている。こんなことが許されるはずがない。
昨日(23日)沖縄では、那覇市内の第11管区海上保安本部に対する抗議行動と国会議員などによる申し入れが展開された。抗議集会には370人が集まった。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-237759-storytopic-271.html

同日、東京でも、辺野古沖での海保や警察の暴力的弾圧について防衛省と海上保安庁に問い質す院内集会が開かれた。紹介者である福島瑞穂議員と、途中から山本太郎議員が出席し、平日の昼11時から12時半くらいまで、緊急の呼びかけにもかかわらず参議院会館内の会議室に多数の市民が集まった。その模様を報告する。
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海保から2人、防衛省から3人の職員が出席した。冒頭、海保と防衛省から「顔写真を映さないでほしい」という申し出があり、よくわからない理由だったため、参加者との間で激しいやりとりになった。そもそも辺野古の現場で抗議する市民をビデオやカメラで撮りたいだけ撮っているのに、自分たちだけ「映さないで」ではあまりに身勝手だ。国家公務員として公的な立場で議員会館内の会場に説明に来ているはずではないか。司会が「それでは辺野古の現場でも市民を撮影するのも止めてください」と一喝した。
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冒頭、「圧殺の海」の藤本幸久監督が海保の暴力的な弾圧場面を短い映像で紹介した。カヌー隊のメンバーが海保職員に拘束され海の中に顔を沈められる様子、抗議船に海保職員が乗り込んできて暴力的に船を制圧する場面を、海保と防衛省の職員と一緒に鑑賞した。彼らはどのような思いで映像を見ただろうか。ぜひ、映画「圧殺の海」全編を見てもらいたい。

上映後、事前に福島瑞穂参議院議員事務所から提出している質問に沿って、やり取りした。質問は6項目、回答の概要は以下のとおり。(メモと録音を基に再現。文責は筆者にあり)

(1)1/15以降、辺野古海上で抗議活動を行う市民に対して拘束等を行なった事例についての件数、人数は?
(海保)拘束ではなく、確保している。件数、人数は警備上の観点から、答えられない。

⇒この回答には、「警備上の観点とは何か。わかりやすく説明を」「警察でも逮捕すれば件数、人数を公表している。なぜ答えられないのか」「現場で行き過ぎがあれば止めるのが本庁の仕事ではないか。件数を聞いているのは、現場の実態をきちんと把握しているのか疑問があるからだ」と批判の声が上がった。件数、人数については最後まで答えなかったが、現場から上がっている「確保」の事例を、後日、福島事務所に提出することを約束させた。

⇒現場の把握については、「本庁で全て把握しているわけではないが、地元紙で報道があれば、現場に事実確認をしている。」と答弁。「海保の暴力で負傷者が出たことは報告が来ているのか」の質問には、「現場で確保等の措置をやった段階では、『負傷した』という申告を本人からその場で受けた事実はない」、「冒頭の映像を見てどう思うのか」の問いには、「故意に海中に顔を沈めて制圧するということは一切ないと聞いている」と開き直った。

⇒報道カメラマンの女性に馬乗りになっている写真については、「現場から詳細な説明を受けている。作業船の近くに女性の乗った抗議船が来ていたので、作業船から離脱させようとしているシーン。女性が立って大きなカメラを抱えていたので、船が揺れて危ないということで座らせようとしてこのような形になった。足で体重をかけてカメラを押さえつけているわけではない。」と言い訳。この説明には、「写真をよく見て。足で押さえつけているでしょう!」と怒りの声が上がった。当日の資料として、本日(23日)付の琉球新報のカラーコピーが配布された。記事では、馬乗り場面の写真を何枚か掲げて「女性かわした」という海保の説明の矛盾点を具体的に解説していた。

⇒ライフジャケットを海保に破られた件については、「破られたという声を市民が上げるのを聞いたという報告を受けているが、具体的にどの程度の破損なのか把握していない。その場で海保に破られたという申告は受けていない」と説明。「ライフジャケットは命に関わる。その声を聞いただけでも海保としてキチッと把握すべきではないか」と批判の声が上がった。

(2)(1)の事例の法的根拠は何か?
(海保)海上の治安及び安全の確保の観点から、海上保安庁法2条に基づいて安全の指導を行っている。

⇒「安全の指導」を超えているではないか、と怒りの声噴出。

(3)(1)の拘束等を行った区域は臨時制限水域の内か外か?
(海保)作業しているところに近づいた場合に措置しているので、制限水域の内だけでなく外でもやっている。これ以上近づくと危険だ、怪我をするということで措置するので、水域内だからというわけではない。

⇒「近づくだけで何が危険なのか。海保の暴力があるから危険になり、怪我もするのではないか」と追及。「何が危ないのか」の問いには「例えば、カヌーが作業船のプロペラに巻き込まれる、オイルフェンスのロープに絡んでしまう・・」と説明。「海保の暴力的行為こそ一番危険ではないか」の声が飛んだ。

(4)海上保安庁の警備活動の根拠となる条文は何か。実際の警備活動との整合性は?
(海保)海上保安庁法第2条。安全及び治安の確保でやっているので、整合性の点でも問題ないと考えている。

(5)第11管区海上保安本部に寄せられた海保の対応への苦情の件数と内容は?
(海保)1月15日以降で、一日平均15件。2〜3件の日もあれば50件来る日もある。

⇒苦情の内容について、担当部署と細部を調整し、提示することを約束させた。

(6)沖縄県が埋立承認を検証する第三者委員会を発足させようとしている。その委員会の検証結果が出る前に、なぜ工事をすすめるのか?
(防衛省)普天間飛行場の代替施設の建設事業につきましては、公有水面の埋め立ての承認をいただいている。従って、関連法令に基づいて行政行為を行っている。

⇒「沖縄県として承認の取消・撤回を視野に入れて検証しようとしている。沖縄の民意は選挙で示されている。これを無視して工事を進めて既成事実を作るのは問題ではないか」と追及。「地元には色々な意見がありますが・・」「普天間飛行場の危険性を除去するのが重要。辺野古移設が唯一の解決策」と公式見解を繰り返す防衛省に「色々な意見ではなく、選挙ではっきりと示されている。」「辺野古ノーが沖縄の民意。少なくとも第三者委員会の検証が済むまで工事の中断を」と強く要請した。防衛省は「そのようなお話があったことは上司に伝える」と約束した。

以上の6項目が事前に提出してあった質問と回答、それをめぐるやり取りだが、当日参加した山本太郎議員からも発言があった。
「ライフジャケットが破られたという話をどこで知ったか」という山本議員の質問に、海保は「沖縄の新聞記事で知った」と答えた。山本議員は、「現場からの報告が適当であることの証拠。現場でどれほど暴力的な行為が行われていても、東京には届かない。みなさんがご存知ないことが現場で行われている。」と指摘。「先ほどの馬乗りの件も、明らかに女性カメラマンのカメラを抑えて撮影をさせないようにしている。一方で、海保はカメラで現場を常に撮影している。市民の映像と海保の映像と二つの映像がある。二つの映像を付き合わせて第三者機関を設けて検証する必要がある。現場でどのような警備活動をしているのか、東京から実際に見に行って監督して欲しい。そして最後に、県の検証委員会の検証作業が終わるまで工事は中断してほしい。」と要請した。

会場から、「シュワブのゲート前でも警察の過剰警備で負傷者がきょうも出ている。これも防衛省、止めていただきたい。」と防衛省に質した。これに対しては、明確な答えはなかった。
なお、沖縄現地から本日海上で作業船に乗り込んでいる海保職員の姿が確認されたという件について福島議員が海保側に質したが、「事実関係を把握していない」と答えたため、後日、やりとりをすることになった。

最後に、福島議員が、「ゲート前でも海上でも危険な過剰警備はやめてほしい。少なくとも、検証委員会の検証作業が終わるまでは、作業を中止すべきだ」と改めて要請して締めくくった。

防衛省や海保の担当職員の、まるで他人事のような答弁を聞いていると、現場の暴力的な過剰「警備」を直接指揮しているのは、最高権力者−安倍官邸だろうと思わざるを得ない。担当職員の発言からは、沖縄の民意を足蹴にしているという当事者意識が、つゆほども感じられない。

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